機動戦士ZガンダムIII-星の鼓動は愛-

ことりん、kazyの両氏と共に見た。ほぼ戦闘シーンしかない。「Zガンダム」を知らないkazy氏は、なかなか話の筋が掴めなかったようだ。ラストに関してだが、どうにも丸く収まった感があったので、私としてはテレビ版の最終回の方が好みである。しかし、作品としては相変わらず面白かった。
ハマーンがやりたい放題に暴れまくった感がないわけではない*1。「グリプス2に接近するMSはすべて潰せ。さすれば人々という愚民は、我々を支持してくれる」という台詞があった。さすがハマーン様。それに対して、クワトロは見せ場があまりなかった。しかし、ハマーンに頭を下げた後に苦悩したりする事がなくなっているので、その分へたれ感は薄くなっているから、よしとしよう。が、「まだだ、まだ終わらんよ」が何とも中途半端な使い方をされていたのが、残念。
あとは、エマ中尉とヘンケンの絡みが多くなっていたり、ジェリドがさらにショボイ扱いだったり、ヤザンが妙に活躍したり、サラの声優がまた変わっていたりした。個人的には、前作の池脇千鶴よりも今作の島村香織という人の方がしっくりきた。それからカミーユよ、何のためらいもなくファのお尻を撫でるなよ・・・。
今回もGacktの曲なのだが、「Love Letter」と「Dybbuk」の2曲がかかった。私としては、「Love Letter」だけでもよかったような気がする。「Dybbuk」は、私が購入したアルバムに収録されているのだが(Crescent/Gackt - takamiismの備忘録参照)、ラップで始まる歌である。富野監督の選曲だったはずだが、何故にこの曲を選んだのやら・・・。歌詞が気に入ったのか。ちょっと著作権侵害


「Dybbuk」
 太陽に焼かれ この躰を壊して
 痛みと別れ 時間を殺して
 太陽に焦がれ この躰を任せて
 孤独に抱かれた 僕を殺して


丸く収まった後にこの歌をかけるということは、何か意味があるんだろうが、私には分からないことであった。

*1:私が「Zガンダム」の中でお気に入りのキャラはハマーンなので問題なし