一般演習の発表予定内容

明日はどう議論されたかを中心に書きたいので、ここに私が発表しようと思っている内容を要約して記しておきたい。ま、普段から言っている事をまとめただけだが。


「私は公というものの再構築が必要だと考えている。卑近な例を出したい。大学内は禁煙だが、平気で吸っている輩がいたので注意すると逆ギレされ、携帯電源オフ車両で携帯を操作している人間に注意すると無視される。挙げればキリがないが、どうやら「自由」を履き違えているらしい。自由とは好き勝手することではない。あくまでも一定の責任において自由なのである。戦後、日本人は自由を勘違いしたのではないかと思う。あるいは都合がいいように解釈したと言うべきか。社会に暮らしている以上、誰もが好き勝手すれば、やがては個人の領域がぶつかることになる。言いたいのは、個人と個人の領域の間には隙間があって、それは空けておくべきところではないかという事。それが公ではないか。もちろん個人主義、大いに結構だと思っているが、だからこそ他者への一定の配慮が必要なのである。しかしそれが分からないのなら、教えるしかない。そこで、学校での「道徳」教育の強化を提案したい。大仰な言い方になったが、「人を殺しちゃいかん」とか「最低限のあいさつはしよう」とか、そういう最低限社会生活を営む上で必要なことを教えればいい。「殺してみたくなったから人を殺した」は通用しないのだ。なによりも大事な事は、我々は残念ながら一人で生きているわけではないということを後生に伝えることなのだ。繰り返すが、今こそ公の再構築が必要なのではないだろうか」