一般演習・11

まずは「小中学生の学力低下」についての発表。まとめると、学力が低下したのはゆとり教育のせいであるから、詰め込み教育にするべし、という内容。続いて「未成年者の犯罪」についての発表。こちらもまとめると、未成年者の犯罪が増加しているが、心理的背景やら社会的背景も考えないといけないよ、という内容。「犯罪の低年齢化」の発表者は欠席した。
私はまず、「学力低下」の発表者に対して聞いた:私「学力低下ゆとり教育が原因だと言われたが、何十年も前から統計上は、学力は低下していますよ。ゆとり教育のせいだ、とういうのはおかしいのではないですか?」発表者「・・・」教授「では、君は何が問題だと思うね?」私「モチベーションだと思います。やる気がない。なぜ勉強するのか、と」
すると別の男子が、「やる気がない状態で、ゆとり教育を行う方が危険だと思います」*1と言ったので、私は口を開いた:私「ゆとりだ、詰め込みだと言う前の段階の問題なわけで、そもそもやる気がないのが問題ではないか、と言っているわけです」男に向かって、教授「君は、勉強して何になるんだ、と聞かれたら、何て答える?」男「社会なり国語なり、何かちょっとでも興味があるものを見つければいいと思います」私「では、そもそも何にも興味がない人間にも、同じ事を言うわけですか?」男「中学なり高校なりで、五科目あって、どれにも興味がない状態の人なんて、ま、存在しないですよね?」私「それは偏見でしょうがっ!」やや怒鳴ってしまった。その後、また別の人間の意見により話が変わったので、私はしばし沈黙した。
話が尽きたあたりで、今度は「未成年者の犯罪」について、問うた:私「何やら背景についても考えなければならない、と言われたが、例えば殺人やら窃盗の動機について、社会が理解できる状態の方が、何だか怖いように思うのですが・・・」発表者「・・・」教授とその後少しだけやり取りをした。
これをもって、一般演習は終わりである。あぁ、結局私に話しかけるような奴はいなかったか・・・。

*1:残念ながら論理関係がよく分からないのだが