ドゥルーズ 流動の哲学/宇野邦一

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図書館から借りた。ドゥルーズの入門書を読み漁るシリーズ、第3弾。著者の指導教官がドゥルーズだったらしい。
ドゥルーズの著作順に思想を追っていく。引用も多く、入門書としては最適かもしれない。特に「アンチ・オイディプス」と「千のプラトー」からは豊富に引用されているが、若田教授が言っていたように、何が言いたいのかよく分からなかったですよ・・・。
とりあえず、「同一性」と「否定」を嫌悪していたことはよく分かる。そう、すべては流動なのだ。そして、スピノザに対する思い入れも相当なものであったらしい。
なお、ドゥルーズは「思想は理解するのではなく、使うことが大切だ」と常々言っていたらしい。あぁ、自分の書いている事はなかなか理解されるわけがないと(笑)