生と権力の哲学/檜垣立哉

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若田教授から。(後期)フーコーの入門書。とはいっても、フーコーは第1章〜第4章で主に紹介され、第5章でドゥルーズアガンベン、第6章でネグリが概説されている。いずれも、「フーコーの仕事を引き継ぐ」という視点で紹介されている。分かりやすい。
アガンベンネグリをほとんど知らなかったので、勉強になった。
私は、「収容所化する現代世界の中で、『ポジティヴ』に戦い続ける」には、ネグリの方向ではなく、主体ではない「自己」の模索に何か手はないものか、と思う。「抵抗の可能性」は、そこにしかないのではないか。上手くまとまらないが・・・。