フーコー「主体の解釈学」読書会 第31回

・未来についての不信=記憶の尊重
   眼前にあるのは過去であり、未来へは後ろ向きに進入していくのだ
    未来に目を向ける愚か者は、現在=現実=唯一のものを受け入れることができない
   記憶=もはや存在しないものの存在様態
    記憶の訓練=神々に対する感謝・謝恩の賛歌を歌わせてくれる
 災厄の予期=起こりうることはすべて必ず起こるはずだ
   不幸はただちに・すぐさま・時を移さずに起きる
    「一瞬でも、まだ時間をかけすぎている」
   未来の閉鎖=無効化
    未来全体を自分に与えて、現在としてシュミレートする
     運命に負けずに元気を奮い起こす
   「我もし汝に堪えうれば汝は軽く、堪えられねば汝は短い」
     死を小さな存在に切り詰め、無にしてしまう