フーコー「主体の解釈学」読書会 第32回

講義の分は今回でラスト。
・死の省察=自分は最後の日を生きつつあるのだ
   人生全体が流れてしまうかのようにその一日を生きる
    一日の最後の瞬間に「私は生き終えた」と喜び、笑顔でいう
   人生を輪のように閉じる視線=人生を全体化して、あるがままの姿で見る
 良心の吟味=睡眠の前に思考を浄化すること
   一日のうちにお前がしたことをすべて吟味する
   軍隊・野営地・船舶の査察
    再検討してミスをなくすようにするが、自分自身を批判しない
 哲学=出来事に対する心構えをすること
   生全体を試練とみなすような情態に身を置く
   自己への配慮=倫理的主体としての自己の練磨
    出来事を必然的なものとして現在化し、想像的なものを剥ぎ取る
     ひとは自分自身の相関物として世界の中に位置づけられる
    真理のロゴスの主体と正しい行為の主体を、私において完全に重ね合わせる