ソウル・アンダーテイカー/中村恵里加

http://d.hatena.ne.jp/asin/4840229430


柳氏から。「ダブルブリッド IX」と「ダブルブリッド X」の間に書かれた作品。
みんなから「馬鹿」と言われている少女が「ソウル・アンダーテイカー」となって、死者の魂を還す、ことになる話。というのも、「ソウル・アンダーテイカー」になるところで終わっているからだ。最初の100ページほどは何も起きない。
文章は「ダブルブリッド」よりも軽くなっている。が、もちろん作品全体としては、相変わらず暗くて、重い。イラストとのギャップが大きいのだが、それも意図的なものか。
内容のほうでは、「6年前の出来事」が鍵のようだが、詳細は一切明かされない。この物語の続きを読んでみたいが、まぁ、たぶんもう出ないよね(笑)
「言葉はお腹から出ている」という比呂緒の台詞は、ストア派(以下略)