2010-05-01 λに歯がない/森博嗣 本 kazy氏から。Gシリーズ第5弾。 トリックは、Gシリーズ恒例の「単純」なものだった。が、これまでと異なるのは、「ひねり」がなかったことと、珍しく動機が明確であること。 むしろ、今作の中心は、西之園萌絵が「死」の概念を受け入れることと、それに付随した形での「死」についての話。私には興味深かったので、面白かったが・・・。 それから、真賀田四季に絡んで、保呂草と各務が動いているようだ。「死んだ、人間を、生かす」か・・・。