イナイ×イナイ/森博嗣

kazy氏から。Xシリーズ第1弾。
「美しい依頼人」「古くて大きな屋敷」「行方不明の兄」「地下牢」「双子」「後妻」などなど、いかにもな舞台や設定を使っている。古風な感じがした。
主人公たちは、「ライ麦畑で増幅して」や「ηなのに夢のよう」に登場している某泥棒の助手と、大学生。これまた、「普通」の人たちである。
事件の真相も、トリッキーなものではなく、あっさりとしている。
一応Gシリーズとつながりがあるようなので、このXシリーズ全体で、何かあるのかもしれない。