一般演習・6

今日は欠席者が多く、15人程度で実施。発表者は3人1組の男子で、テーマは「イラクを中心とした世界情勢」。私が先週原稿を用意せずにしゃっべたのはどこへやら、自作の原稿を棒読み。せめて自分の意見の部分は前を見て、自分の言葉で語りかけてほしかった。
内容は、相変わらずもっぱら事実を報告するだけで、特にどうということもない。つまりポイントが定まっていないので、結局何が言いたいのか理解不能。ただ、アメリカに追従した結果アジアとの関係が悪くなった、と言ったので、まずそこを質した。小泉は靖国に行ったが、アメリカは賛成してないぞと。すると靖国について語り始め、私の質問に答えず。論点がずれていると指摘しようとしたら、教授が「まず彼(takamiism)の質問に答えなさい」と指摘。その後もやり取りをしていて思ったのは、発表者に質問しても即座に返事が返ってこないことだ。おかげで今日の授業は白熱することもなく、時折沈黙が場を包むこともしばしばであった。
途中で、国連改革をすることで、アメリカの暴走を止められると言ったので、具体的にどうするのか質問。やっぱり論点をずらされたので、「昔から国連改革は言われてきているのに未だ出来てないじゃないか。だいたいイラク戦争にしても、安保理を無視してアメリカは戦争を始めたのに、今更どうにもならんのでは?私は国連の存在そのものに疑問を持っている」と言ってみる。すると、先々週からお馴染みの郵政民営化について発表した輩が手を挙げ「国連という枠組み自体も見直す必要があるんではないか」と発言。あら、意外な人間と意外なところで見解の一致。
終了15分前、私が3人の内の1人に質問したら、そいつは学園祭実行委員らしいので、何かの準備のためにそこで早退した・・・。まぁ、まず私の質問には答えていけよと。で、学園祭の方が大事なのかと。やや不愉快。
今回も、特に発表者は、理想論ばかり語った。具体的なビジョンが見えない。今日も「〜という理由で、私はそんな事実現不可能だと思います。無理でしょう」と言ったら、「無理とかって決め付けたら始まらないやん」などと言われた。そう思うなら自説の根拠を示してくれよ・・・。私の胸は空虚感で破裂しそうである。