若田研究室に行く 第1回

今日の私の2限目の授業は倫理学なのだが、政治心理学の講義も2限目に行われている。というわけで、2限開始前に、若田教授と接触し(厳密には待ち伏せしたのだが)、昼食を共にすることになった。
2限終了後、南洲翁氏と共に教授の研究室へ。3人で食事をしながら、結構しゃべった。法学部の近くに出来る「政策創造学部」という新学部のこと*1や、もちろん政治心理学についても語った。 
哲学 - takamiismの備忘録より、若田教授にも「私とは何か」について尋ねてみた。教授の答えは、「すべて」であった。「わたし」も外の環境も他者も、すべて「私」なのだという。なるほど。
それから刑法の話になった。刑法において、「構成要件に該当し、違法で有責な行為」が「犯罪」であるとされている。「しかし、この概念はもう大昔の外国の学者が言ったことなので、この定義を見直す必要があるのではないか。特に、『有責』という部分は不要なのではないか。つまり、精神鑑定の結果、責任能力なしと判断されれば罪を負わないのは不当なのではないのか。むしろ、一律に罰すべきではないか。そういう意味で、情状酌量や種々の刑の減刑措置も不適当であり、まさに硬直に刑を負わせるべきだろうに」というコンセンサスを教授との間に形成した。
来週からも、毎週土曜日の昼は若田研究室に行くことになった。

*1:来年の4月より開設予定だとか