若田研究室に行く 第15回

まず専門演習は若田ゼミを希望していると伝えると「ならば、出来うるかぎり採用しよう」と即答。志望理由も書かないといけないのだが、「適当でいい」と教授は言う。
え?適当?
また次のようにも言われた:「ただし、君が期待するようなディスカッションが行われているかといえば*1、そうでもないよ」「はぁ」「まぁ、1年の時の一般演習で分かったと思うが・・・」「そんなもんですか。1年と3年では、やはり多少は違うのでは?」「まぁ、そりゃマシではあるが、ねぇ(若田、遠い目)」
その後、民主主義はプロテスタンティズムの極みだという話をした。平等とか個人とか自由といった概念は、クエーカーに既に内在していたものらしい。民主主義も宗教なのだ。ちなみに、私は最近、法学は宗教だと思っている。
そして、オウム真理教について尋ねてみた。教授の話を要約すると「全共闘から連合赤軍の時代を経て、社会改革など実現不可であると気付き、その後シラけたムードが漂った。とはいえ、生きていかねばならない。社会が変わらないなら、自分が変わるしかないと考える人間が出てくる。オウム真理教に入れば、あるいは何かがあると思っても不思議ではない。もちろんサリンを撒くという行為は許されるものではないが」だそうな。話が途中だったのだが、気付けば昼休みの時間がとっくに過ぎていたので、ここまでとなった。

*1:なお、私は一度も何を期待しているかについて述べたことはない