ライプニッツ なぜ私は世界にひとりしかいないのか/山内志朗

http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00093042003


図書館から。ライプニッツにも興味があるので、とりあえず入門書だけでも読もうかと。
ライプニッツの基本思想は「モナド」「予定調和」「最善説」の3つ。特に「モナド」が主要なもので、それを支えるために残りの2つがあるようだ。なんとなくスピノザに似ている部分もあるが、決定的に異なるのは、やはり「可能性」を認める点だろう。そして、そこから「なぜ私は別なふうではなく、現にあるように存在しているのか」という問いが出てきているように思った。
世界の最小単位であり、分割不可能な「モナド」には「ひだ」があり、そこに「宇宙の美」があるというのは、なかなか興味深い。モナドは、閉じられていると同時に開かれている。なんとなくハイデガー(?)
ちなみに、ライプニッツも断片的な記述をしているようだ。時間があれば「モナドジー」などに目を通したい。