装甲悪鬼村正

kazy氏に薦められてプレイ。面白かった。燃える、燃えるぞ、これは!(笑)
ゲームを起動すると表示される、「善悪相殺」、このワードに始まり、このワードに終わる物語だったと思う。
具体的には、「第1章は学校の友人たちが殺されるか死ぬほど酷い目にあう話、第2章はジジイどもが殺し合う話、第3章はレースをめぐって人が死ぬ話、第4章は結局人がたくさん死ぬ話、第5章は主人公の過去に人がたくさん死んでいた話・・・」と、こんな具合。さらに、個別ルートがあって、そこでも人がひたすら死んでいく。改めて文字にすると、凄いゲームですね・・・。


しかし、決して暗い話になるわけでもなく、むしろ会話のやり取りにはギャグも多くて、楽しかった。大鳥大尉の胸の高鳴りは、心臓の疾患の疑いがあります(笑)
それから、エンペドクレスが登場した。初代村正の「善悪相殺」に大きな影響を与えているということで、哲学をかじっている私としては、興味深い。


ただ、「長い」と「重い」。
まず、「長い」。「やれることはすべて詰め込んだ」と言わんばかり、総プレイ時間は40時間を超える。たとえば、一番長い「魔王編」は、13時間もある。
まぁ、これは面白さの一因でもあるけれど、人には紹介しにくいなぁ・・・。
次に、「重い」。前作「スマガ」と同様、動作関係が、とても重い。途中の飛行船や町の探索、「復讐編」の連続選択肢、戦闘の際の動画、このあたりはストレスになるので、不要だった思う。なくても、文章の力で十分楽しめた。


たくさんのキャラが出てくるが、私のお気に入りは「正宗」と「初代村正」。好きなルートは「英雄編」。我ながら、濃いなぁ(笑)